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名古屋のコーヒー屋がパウダー珈琲を作りました

 | 取扱い商品のご紹介

こんにちは、名古屋のイトウ珈琲商会です。

この度、新商品としてスティックタイプの「パウダー珈琲」を作りました。

ここでは私たちが新商品に込めた思いを少しでもお伝えできれば嬉しく思います、お時間がございましたらぜひ最後まで読んでいってください。

もしお急ぎでしたら冒頭の商品説明だけでも目を通していただけると嬉しいです。

新商品「パウダー珈琲」について

 

「お湯に溶かすだけですぐ飲めるコーヒーがあると嬉しい、、」

「持ち運びしやすいインスタントコーヒーはないの?瓶は重いんだよね、処分にも困るし」

「ちょっとしたプレゼントにドリップバッグもいいけど、もっと手軽なインスタントコーヒーがあったらなぁ、、」

しばしば寄せられるお客様の声に対して、これまで既存商品のインスタントコーヒー(瓶タイプ)だけではお応えすることができずにいました。もちろん私たちにもなんとかしたいジレンマがありましたが、とあるミーティングで「こうなったら思い切って作ってみよう、今やらないとこのままズルズル考えるだけで実現せずに終わりそうだし!」という意見で一致したことをきっかけに動き始めることに。

そして紆余曲折ありましたが、ようやく皆様にご紹介できるところまでこぎつけました。できたコーヒーがこちらです。

弊社のブランドコーヒー「カラコールブレンド」を参考に、私たちが考える「心地よく馴染みのある喫茶店の味」を目指しました。そしてシティ〜フルシティの焙煎度合いを目安にほどよいコクと苦味、そしてもちろん香りもこのパウダーにぎっしり詰め込んでいます。

スプレードライ製法 ※1ですので、お湯や常温水でも簡単に溶けて大変便利、もちろんスティックタイプなので持ち運びもラクラクです!

また、瓶のインスタントコーヒーは開封した瞬間から劣化が始まります。そこで個包装のスティックタイプにすることで鮮度長持ち・長期保存を実現しています。

その違いも含めて、私たちはインスタントコーヒーではなく「パウダー珈琲(コーヒー)」と呼ぶことにしました!

(便宜上「インスタントコーヒー」と表記する場面もありますが、そこはご容赦くださいませ、)

(※1:スプレードライ製法とは→高温の乾燥塔の中で濃縮されたコーヒー液を噴霧すると、瞬間的に水分が蒸発し、乾燥した細かい粉末状のコーヒーが出来上がります。参照元:日本インスタントコーヒー協会>

おいしい淹れ方

インスタントコーヒーといえど、お湯の量や温度などをしっかりとコントロールすると驚くほどおいしく淹れることが可能となります。

ですが、一般的にはインスタントコーヒーってレシピをきっちり守るというよりは、沸かしたお湯をざっくり注いでかき混ぜて完成、ですよね?

もちろんこの「パウダー珈琲」はそれでもじゅうぶん美味しく召し上がっていただける味に仕上がっていますし、何より楽しみ方はヒトそれぞれ。私たちがアレコレ注文をつけることはナンセンスだと考えています。

その上で、私たちが推奨する基本のレシピをご紹介。

1:温めたコップにパウダー珈琲を1袋入れる

2:80〜85度のお湯を120cc注ぐ

3:軽くかき混ぜる

以上で美味しいコーヒーの完成です!これだけの手順を踏むだけで、いつもよりちょっとリッチなコーヒータイムになりますよ。

それから、もう一点だけこだわりの淹れ方をご紹介します(詳しくはパッケージ、またはスティックの裏面に記載してあります)。

1:温めたコップにパウダー珈琲を1袋入れる

2:水を20cc注ぎ、よくかき混ぜる

3:熱湯を100cc注ぐ

4:軽くかき混ぜる

いかがでしょうか??

先述のレシピよりも少しだけ手間は増えてしまいますが、ほんのりインスタントコーヒー感が和らぐ印象を感じますので機会があればぜひお試しください!

(※あくまで官能評価によるものですが私たちが「どんな作り方が美味しいかな?」といくつか実験をした上での結果です。基本レシピとこのレシピで作ったコーヒーを飲み比べて「ん、なんか美味しいかも!?」「ぜんぜん変わらないんだけど!」と楽しんでもらえると嬉しいです!)

では、そろそろ記事を読む時間がなくなってきた方もいらっしゃるかもしれませんので、ひとまず商品紹介をさせていただきます。

パッケージは2種類

気分や用途に応じて使い分けて頂きたいので、パッケージは2種類用意しました。

パウダーコーヒー

・商品名:パウダーコーヒー3袋入・内容量:12g(4g×3本)・賞味期限:製造後3年・原材料:コーヒー豆・デキストリン・生豆生産国名:コロンビア・グアテマラ・JANコード:4517097197101・販売価格:450円(税込)

・商品名:パウダーコーヒー6袋入・内容量:24g(4g×6本)・賞味期限:製造後3年・原材料:コーヒー豆・デキストリン・生豆生産国名:コロンビア・グアテマラ・JANコード:4517097197118・価販売格:900円(税込)

エマージェンシーコーヒー

・商品名:エマージェンシーコーヒー3袋入・内容量:12g(4g×3本)・賞味期限:製造後3年・原材料:コーヒー豆・デキストリン・生豆生産国名:コロンビア・グアテマラ・JANコード:4517097197125・販売価格:450円(税込)

・商品名:エマージェンシーコーヒー6袋入・内容量:24g(4g×6本)・賞味期限:製造後3年・原材料:コーヒー豆・デキストリン・生豆生産国名:コロンビア・グアテマラ・JANコード:4517097197132・販売価格:900円(税込)

それぞれのデザインの意味に関しましては、のちほどご説明させていただきます。

また、いずれのパッケージも中に入っているコーヒーは同一商品となります、味の違いはございません。

販売場所

・イトウコーヒー本店

・珈琲遇暖 安城店

・珈琲遇暖 豊田丸山店

・焙煎香房(知立店)

イトウコーヒーオンラインショップ>>

※珈琲遇暖・焙煎香房では「パウダーコーヒー3袋入・パウダーコーヒー6袋入」のみ取扱となります

発売日

2022年11月7日(月)以降、各店順次販売開始となります。取扱状況は各店にお問い合わせください。

私たちがコーヒーで「できること」を再考してみました

ここからパウダー珈琲を作った経緯をお話しさせて頂こうと思います(ここに辿り着くまでに約2,000文字を費やしてしまいましたが、あと少しだけ皆様のお時間を頂戴できれば幸いです)。

1951年に創業して以来、イトウ珈琲商会は自家焙煎コーヒーを販売してきました。

その間にさまざまな変化があり、もちろんコーヒーを取り巻く環境も同様にあらゆる方面に進化し、愛飲する人は世界中に存在しています。

そのような状況下で私たちはコーヒーの自家焙煎を生業とする以上、常に高品質のコーヒーを最適な状態で、1番美味しく召し上がって頂きたいという想いから「可能な限り新鮮なコーヒーを挽きたて・淹れたてで味わって欲しい」という考えが最優先となってしまいます。

これはある意味「正解」であり、やはり挽きたて・淹れたてのコーヒーは味も香りもそうでないものと比べて美味しいですし、できるだけ多くの皆さんにそれを自宅でも味わってもらいたいという考えからスペシャルティコーヒーの品揃えを増やしたり、店舗で「コーヒーの淹れ方教室」も開催してきました。

そこに加えて昨今の情勢も重なり、自宅で淹れるコーヒーにこだわりを持つ方も10年前と比べると確実に増えて来ている印象があります。実際に店舗では「粉」で買われる方と「豆のまま」のお客様の割合は後者がだいぶ増えてきていますし、家庭用のコーヒーミルにも多くのお問合せが寄せられています。

少しだけ視点をずらして世の中のコーヒーをみてみる

一方で、世間の皆さんはといえばどうでしょうか?

スーパーマーケットにはたくさんのレギュラーコーヒー(「粉」が多い印象)やインスタントコーヒーがならび、近所のコンビニでは1杯100円ほどで淹れたてコーヒーを楽しむことができる環境が存在していて、それらを日常的に楽しんでいる様子をいたるところで目にすることができます。実際、実家に帰省した時はインスタントコーヒーが出てくることが多くないですか笑??しかもコーヒーとお湯の量は作るヒトのさじ加減なので味も毎回バラバラだけど、それも趣きがあって良いですよね。(念のため断っておきますが、インスタントが良い・悪い・美味しい・まずい、といった話ではありません、、)

そこから想像できるのは、前述した私たちの考える「美味しいコーヒー」や「スペシャルティ」と呼ばれるコーヒーを、必ずしも多くの人が求めているという訳でもない、ということです ※2。それを踏まえて私たちは「ひとりよがりになっていないだろうか?きちんとお客様が求めていることを受け止め、それに応えることができているだろうか?」という事を常に考えておく必要があります。

そこでイトウ珈琲商会の理念に含まれる「〜一杯のコーヒーで人々に幸せで豊かな生活を提供する〜」という言葉に立ち返り、コーヒーが一体何を生み出すのかを考えてみることにしました。

(※2:一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会が2021年に実施したアンケートでは、スペシャルティコーヒーのことを知らない人がおよそ半数という結果が出ています。さらにアンケート回答者は比較的コーヒー好きな方々なので、それを一般のコーヒーに詳しくない方まで含めるともっと認知度は低いのでは?と思います。参照元:2021SCAJ来店客調査レポート>

コーヒーを通して生まれるもの

それは「笑顔」と「会話」、つまりは人と人との温かい繋がりだと理解しています。

1杯2,000円もするようなスペシャルティコーヒーでも、実家で飲むお値打ちなインスタントコーヒーでも、それらを囲んでいる人たちの間には笑顔と会話がある。そしてその橋渡し役としてコーヒーが存在しているんですよね。

そこでひとまず「どんなコーヒーを使うか?」「どのように淹れるか?」といった細かい部分は二の次にして、もっと多くの人に私たちのコーヒーを通して笑顔になってもらえるか?と考えたところ、その答えの1つが「パウダー珈琲を作る」だったのです。

パウダー珈琲ならお湯で溶かすだけで美味しいコーヒーを手軽に淹れることができるのでハードルが下がり、今までよりも多くの人にコーヒーを楽しんでいただける。そして便利な個包装タイプならオフィスに常備しておくのにも良いですし、旅行やアウトドアでも嵩張らず携帯することが可能です。それに3本入・6本入という規格を採用することでちょっとしたプレゼントにも使ってもらえ、その行き先でまた笑顔が増える。

「このパウダー珈琲がそんな風になったらいいな」を想像しながら商品開発を進めていきました。

そしてより多くの人々の手にパウダーコーヒーが行きわたることで日常的にコーヒーに触れる人が増え、そこから’ちょっと良い’コーヒーに興味が出てくる人が少しでも増えると最高だなぁと思います。その時は店舗で焙煎したてのコーヒーやおすすめのコーヒー器具、基本の淹れ方などをご案内しますので、お気軽に遊びにきてくださいね!

パッケージデザインについて

さて、ここでようやくパッケージの違いについてご紹介させていただきます。

すでに写真が出てきていますのでお気づきだと思いますが、今回2種類のパッケージをご用意しました。中のコーヒーは同じものが入っているのに外見を2種類にしたワケ。

それは「さまざまなシチュエーションでも手軽にコーヒーを楽しんでいただきたい」というある種、私たちからのご提案といえます。

パウダーコーヒーの商品コンセプト

「忙しい朝やお仕事の休憩中など、手軽に香り高くおいしいコーヒーを楽しんでもらいたい」

もちろん忙しい時だけではなく仕事終わりや休日のリラックスタイム、友人との語らいの時間、もうひと踏ん張りのパワーが必要な時にもきっと心強い相棒となってくれると思います。それから普段は淹れ方にこだわっている上級者の方でも、時にはドリップバッグコーヒーですら億劫になる時がありますよね。そんな時にはこのパウダー珈琲を選択肢にぜひ入れてください!

パッケージのコーヒーカップを持つヒトは、弊社のロゴマークから連想されたイメージでデザインされていて、まわりを囲む模様はコーヒーの花を表しています。実はカラコールコーヒーのパッケージも使われているものなんですよ。

そして全体的なカラーがオレンジ寄りになっている理由は、弊社のコーヒー「ハイシティブレンド」のカラーがデザイナーさんにとってビビッときたから。ハイシティブレンドといえば弊社のブレンドコーヒーの中でもカラコールブレンドと人気を2分している人気ブレンドなので「その人気にあやかるのも良いのかな!」と思いそのまま採用してただきました。

エマージェンシーコーヒーの商品コンセプト

「非日常の中でも手軽にいつものおいしいコーヒーを楽しんでもらいたい」

キャンプや登山、魚釣りなどのアウトドアや旅先、またやむをえず避難生活を余儀なくされる時など、非日常の中でもいつものコーヒーを手軽に味わって気分をリフレッシュしていただきたい、そんな思いで「エマージェンシー」と名付け、そのイメージをデザインに落とし込みました。

こちらはアウトドアファッションに身を包んだヒトが、山で夜空を眺めながらコーヒーを飲んでいる姿をイメージしています。それから私も経験があるのですが、街が停電している時の夜空って星がとても綺麗に見えますよね。そんな非常時でもリラックスできるように、という意味もパッケージに込められています。

名前通り「エマージェンシー(防災)バッグ」の中に常備していただけるととても嬉しいです。パッケージの華やかさで、非常時でも心地よい彩りを感じて頂けると信じています。

いずれの商品も3本入・6本入をご用意しておりますので、ちょっとしたギフトにも使いやすくなっております。

手軽にご利用いただけると嬉しいです。

さいごに

私たちがこのパウダー珈琲に込めた想いが少しでも多くの人に届き、またさまざまなシチュエーションに寄り添うことができればこの上ない幸せです。

それでは、ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。

※物販でのお取り扱いをご希望の事業者さま向けに卸売のご案内もさせて頂いております。メール、もしくはお電話でお問い合わせください。

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